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2008年1月19日 (土)

フロイト全集18より『17世紀のある悪魔神経症』(2)

 この論文の翻訳について、前回に引き続いて契約書の事実関係にまつわる訂正点です。

「数日後マリアツェルに到着すると、画家は一転して、二通目の血による証文を取り返すことだけを考えることになる。契約期限が切れるのはまだまだ先のこと(一六六九年から一六七七年[期日はあと一年先である])であり、最初の契約書の期限は切れて、二通目の契約書を返してもらうことになる。」(岩波版218頁、下線は引用者)

 これはおそらくまったく誤りではないのですが、私には意味が取り難く感じられました。「最初の契約書の期限は切れて」の部分が、この時点より未来のこととして読むことができなかったからです。以下のように微妙に改めたいと思います。

「数日後マリアツェルに到着すると、画家は一転して、二通目の血による証文を取り返すことだけを考えることになる。これの契約期限はまだ迫っていない(一六六九年から一六七七年)。最初の契約書のほうは放置され、そのまま期限が切れてしまうことになる。」(代案)

フロイト全集 18 1922-24年 (18)

フロイト(著), 新宮一成(編さん)

出版社: 岩波書店 (2007/08)

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