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2016年11月27日 (日)

ヤスパース『原論』の遺伝論はまずかったのか…

 ヤスパース『精神病理学原論』のみすず版邦訳からは、遺伝に関して論じられた箇所が大幅に省かれており、以前、その部分の拙訳をこのブログで公開してみました。

http://freudien.cocolog-nifty.com/blog/2011/08/post-cec7.html

 私がこの記事を書いた当時は、ヤスパースの遺伝論が、その後の遺伝学の知見からみて古すぎるので訳者が省いたのかと思っていましたが、いま(2016年秋現在)思えば、ヤスパースのこの部分は、優生思想的に読まれてしまうおそれを感じて省かれたのかもしれない、と思えてきました。実際には何でもない内容ですが。

精神病理学原論 

カール ヤスパース (著), Karl Jaspers (原著), 西丸 四方 (翻訳)

みすず書房; 限定復刻版 (1971/01)

Allgemeine Psychopathologie Ein Leitfaden Fur Studierende, Arzte Und Psychologen (1913) Karl Jaspers (ペーパーバック - 2009/11)

出版社: Kessinger Publishing (2009/11)

 今年の新語・流行語大賞の候補がたくさん公開されていますが、個人的には「厚化粧の大年増」や「優生思想」「生前退位」が入るべきじゃないかと思ってますけども、例年、無難な言葉しか入りませんよね。

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